こんにちは!
リッツ ジュニア和です。
リッツ ジュニア和には、常勤の言語聴覚士が在籍しています🌟
「言葉が出にくい」「言語でのコミュニケーションが難しい」
そんなお悩みのあるお子さまには、《PECS(ぺクス)》を使ったコミュニケーションを、セラピーで取り入れています。
言語聴覚士による研修を実施し、ぺクスを使って要求を促したり、コミュニケーションをとったりしています✨
ぺクスは、「〇〇がほしい」という要求を伝えることから始まるため、そのお子さまの好きな物(強化子)を知る必要があります。
《PECS(ぺクス)》とは❓
絵カード交換式コミュニケーションシステム💌
ABAが基本的な考え方となっていて、自閉症やコミュニケーションに問題を持つ人が、自発的な気持ちを伝える方法です。
絵カードを用いて、自分の要求を表します。
《強化子》とは❓
行動の後に与えるごほうびや好ましい結果のことです✨
(好きなおもちゃ・お菓子・スキンシップ(抱っこ・たかいたかい等))
強化子を与えることで、その行動の頻度が増加します。
例えば、お手伝いをしてくれたら、ごほうびにおやつがもらえると、その後も「お手伝いしよう!」という自発的な行動が増えたりします🤗
今日のおともだちは、ぺクスを始めて間もないですが、すでにフェーズ2の段階に進んでいます👏
フェーズ2での絵カードは、「かして🤲」の1枚だけ。
絵カードを、コミュニケーションボードに貼り付けておきます。
このカードを持ってきて渡し、先生が持っている物(大好きな絵本=強化子)をもらいます。
これを繰り返していき、「カードを渡すと、欲しい物がもらえる」という認識に繋げていきます🔄️
フェーズ2では、絵カードを貼り付けているコミュニケーションボードが離れた位置にあっても、そこまで取りに行き、先生に渡します。
この日は少しずつコミュニケーションボードを離していき、ついには部屋の外の廊下にあっても、取りに行くことができました✨
さらに、着席している位置からは見えないところまで離れていても、取りに行く姿が見られました👀
これまで伝えたいことを上手に表現できず、モヤモヤして癇癪を起こしたり、人とのコミュニケーションが消極的になってしまったりするお子さまも、ぺクスを使いこなしていく中で発語が出たり、癇癪を起こさなくなったりする事例が多くあります😊
ぺクスを始めてすぐのおともだちでも、伝えたいことが伝わると嬉しいようで、より積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿も見られています👀💓
今後も《PECS(ぺクス)》を行っているセラピーの様子をお伝えしていきたいと思います🤗
言葉の面で気になることがありましたら、ぜひご相談ください🍀