こんにちは!
リッツ ジュニア和です。
リッツ ジュニア和では、「言葉が出にくい」「言語でのコミュニケーションが難しい」などのお悩みのあるお子さまには、《PECS(ぺクス)》を使ったコミュニケーションを、セラピーで取り入れています。
言語聴覚士による研修を実施し、ぺクスを使って要求を促したり、コミュニケーションをとったりして療育を行っています✨
ぺクスは、「〇〇がほしい」という要求を伝えることから始まるため、そのお子さまの好きな物(強化子)を知る必要があります。
《PECS(ぺクス)》とは❓
絵カード交換式コミュニケーションシステム💌
ABAが基本的な考え方となっていて、自閉症やコミュニケーションに問題を持つ人が、自発的な気持ちを伝える方法です。
絵カードを用いて、自分の要求を表します。
《強化子》とは❓
行動の後に与えるごほうびや好ましい結果のことです✨
(好きなおもちゃ・お菓子・スキンシップ(抱っこ・たかいたかい等))
強化子を与えることで、その行動の頻度が増加します。
例えば、お手伝いをしてくれたら、ごほうびにおやつがもらえると、その後も「お手伝いしよう!」という自発的な行動が増えたりします🤗
今日ご紹介するのは、《PECS(ぺクス)》のフェーズ3に到達したおともだちです👦
フェーズ3では、絵カードを弁別することが課題となります。
コミュニケーションボードに並んでいる絵カードの中から、適切な絵カードを選び、先生に手渡しをします。
はじめ、2枚の絵カードは、お子さまの「好きな物」と「嫌いな物」を選びます。
好きな物×2枚では、自分の意思と違った絵カードを選んだとしても、「好きだからこっちでもいいや😊」という状況になり、学習に繋がりません🙅♀️
できるようになってきたら、「好きな物」の絵カードを2枚から選び、徐々に絵カードを増やしていきます!
また、間違ったカードを選んでしまった場合は、認識を一度リセットして反復する『プラクティス』『スイッチ』『対応チェック』といった工程を行い、エラーを修正する必要があります。
そのようなステップを踏んでいくことで、正しく理解することを促していきます✨
こちらのおともだちの好きな物は、「お絵描きボード」と「絵本」です🎁
その2つの絵カードを、コミュニケーションボードに貼っておき、先生に欲しい方の絵カードを選んで渡します。
何度か行う中で、正しい絵カードを選ぶことが身についていきました👏
絵カードの弁別は、お手の物のようです🥳
どんどんぺクスを吸収しているおともだち👦
今後も成長した姿を報告していきたいと思います!
次回のぺクスシリーズでは、フェーズ4に取り組んでいるおともだちの様子をお伝えしますので、ぜひお楽しみに🤗